ルリユール通信
【かゆみ編】
Q.シャンプーを変えると、頭皮トラブル(かゆみ)が良くなったがなぜか?
A.肌質によって、シャンプー(洗浄剤)の強さが合う合わないによって変わります。皮脂分泌が多く、汚れが多い場合は洗浄力が高いシャンプーを使用する。逆に、乾燥気味の場合は洗浄力の弱いシャンプーを使用する。または医薬部外品タイプで抗炎症剤(グリチルリチン酸2K)が配合されている商品を使用する。
Q.シャンプーのやり方を変えるとかゆみを感じなくなった。なぜか?
A.頭皮の洗浄が十分でなかったと考えられます。意外と髪を洗うことは出来ていても、頭皮を洗うことが出来ていないケースがあります。
Q.トニックシャンプーとヘアトニックを使用したが、あまり改善されなかった。
A.トニックシャンプーは主にメントールで爽快感を与えるだけのシャンプーです。そして処方的に洗浄力が強いタイプが多くなります。なので、ヘアトニックを併用してもかゆみが改善されなかったと考えられます。
Q.ヘアトニックをつけるとかゆみが止まった。なぜか?
A.ヘアトニックの種類にもよりますが、多くの商品に抗炎症剤が配合されています。これによりかゆみが治まったと考えられます。また、乾燥によるかゆみの場合はヘアトニックによって潤いが与えられ、かゆみが治まったとも考えられます。
【フケ編】
Q.フケが目立つが何もしてないと2~3日で治まった。なぜか?
A.季節の変わり目など肌質へ変化を与えるようなことが起こるとフケが発生します。しかし、特別な理由が無い場合は肌が順応してフケは勝手に治まります。
Q.シャンプーを変えると頭皮トラブル(フケ)が良くなった。なぜか?
A.主にフケ用シャンプーに変えた場合には、頭皮に繁殖している雑菌を除去することでフケの発生は抑えられます。このことが原因で改善されたと考えられます。また、乾燥肌が原因でフケが発生している場合は洗浄力の弱いシャンプーに変えることでフケの発生は抑えられます。
Q.髪が長い方がフケが出るのはなぜか?
A.髪が長いと地肌まできれいに洗えていないケースがあります。
Q.フケの原因とは?
A.乾燥、常在菌、頭皮トラブルが考えられます。
【抜け毛・薄毛編】
Q.シャンプーをスキャルプ系やサロン系にすると、以前より良くなったがなぜか?
A.抜け毛の原因には様々な要素がありますが、大きくは【頭皮環境】、【遺伝的要因】、【体内環境】に分けることが出来ます。シャンプーによる抜け毛改善は頭皮環境を改善することが出来たことで良くなったのだと考えられます。
Q.毎日シャンプーをしているが、あまり効果がない。なぜか?
A.1つ目はシャンプーの方法や種類が適切か?2つ目は頭皮環境以外に原因がある場合が考えられます。
Q.肩や首のストレッチを行い血行を良くさせているが、あまり効果がない。なぜか?
A.首の血行を良くすることは抜け毛予防には大事な事です。しかし、単なるストレッチでは血行改善までは繋がっていない場合があります。ストレッチ+温めるを行うなどしてみてはいかがでしょうか?また、この方法を行うと急激に改善することはありません。
Q.頭皮の毛と毛の間隔が広がってきた気がするが、なぜか?
A.3つの原因が考えられます。1つ目は毛穴から生えている本数が減少した場合です。本来1つの毛穴から2~3本くらいの毛が生えていることが望ましいとされています。しかし、次第に1~2本へと減ってしまうと少なく感じます。2つ目は髪の太さが細くなった場合です。太さがあるとそれだけ間隔が狭く感じられるのですが、細くなるとどうしても地肌が見えてしまいます。3つ目は髪のハリ・コシ感が無くなった場合です。髪の弾力が無くなるとどうしても寝てしまいます。すると地肌が見えやすくなってしまいます。
Q.髪が長い方が、ハゲるような気がするのですが本当ですか?
A.基本的にはそのようなことはありません。
Q.頭皮の硬さとハゲは関係あるのですか?
A.少しは関係があると考えられます。頭皮が硬いとその分血行が悪くなり、毛根へ栄養が行き渡らずに抜けやすくなることが考えられます。
Q.肩こりと抜け毛には関係があるのですか?
A.肩こりも血行不良によって起こるものです。肩周りの血行が悪くなることで首を伝って上がる血行も悪くなり、毛根へ栄養が行き渡らずに抜け毛に繋がることが考えられます。
【シャンプー&トリートメント編】
Q.何日ごとに、頭を洗えば良いのか?
A.皮脂が多い方やスタイリング剤を使用される方は毎日洗って頂く方が良いです。皮脂量が少ない年配の方や女性の方は2~3日に1回程度で良いと思われます。
Q.頭皮の乾燥、フケ、皮がむける、といった場合のシャンプーの選び方を教えてください。
A.
乾燥 → しっとり系の洗浄力の比較的弱いシャンプー
フケ → 乾燥タイプ → しっとり系の洗浄力の弱いタイプ
脂漏タイプ → 殺菌剤配合タイプ
皮がむける → しっとり系の洗浄力の弱いタイプ
Q.色々なシャンプーがあるが、どれが効果があるのか?
A.申し訳ありません。一概には何とも言えません。
【食生活編】
【食生活編】
Q.カップラーメンを一週間食べ続けると、抜け毛がするのはなぜか?
A.あまり考えにくいと思います。ただ、皮脂分泌量などが増えることなどから抜け毛に繋がっているのかもしません。
Q.ワカメって本当によいの?
A.良いという学説があります。この話が出た経緯は甲状腺機能障害によって抜けが起こることがわかり、甲状腺=ヨード=ワカメという連想になり、ワカメ=髪に良いとなったと考えられます。
Q.何を食べると抜け毛が無くなるの?
A.特定の物ではなく、バランスの良い食事をすることが最も大切です。髪も細胞から出来ています。細胞を分裂させる為には様々な栄養素が必要になります。バランスの良い食事を心がけてください。
【その他】
Q.髪のコシ感が無くなってきたが、なぜか?
A.主には加齢が原因です。年齢を重ねることを一方で「老化」と言いますが、細胞も老化します。すると細胞分裂がしだいに衰え、太くしっかりした毛がなかなか生み出されなくなってしまいます。
Q.分け目が日焼けをしたが、元に戻るのに1年くらいかかった。肌より時間がかかっている気がするがなぜか?
A.皮膚は部位によってターンオーバーの日数が異なります。頭皮のターンオーバーは顔などの肌より長いため1年くらいかかったのではないかと思われます。
Q.頭皮に吹き出物(湿疹)ができました。どの様にすればよいか?
A.清潔な状態にして、医師へ相談してください。
Q.頭皮が臭いです。どの様にすればよいか?
A.“皮脂汚れ+細菌”によって特異なニオイが出ます。“皮脂汚れ”もしくは“細菌”のどちらかを除去するとニオイは軽減されると思われます。
Q.本当にスタイリング剤などは頭皮に悪いのか?
A.スタイリング剤が頭皮に悪いわけではなく、それをきちんと洗い流すことが出来ていなければ悪影響を与えるだけです。きちんとシャンプーをして落としてください。
Q.毛ジラミがつくのはなぜですか?また、対処の方法を教えてください。
A.毛ジラミは吸血性で感染力が非常に強い生き物です。対処法は通常のシャンプーやアルコールなどでは殺すことが出来ません。大日本除虫菊(KINCHO)から発売されている「スミスリン シャンプー」しか効果がありません。詳しくは「スミスリン シャンプー」のサイトを参照してください。
※毛ジラミは感染力が非常に強いので、家族で誰かが感染した場合はタオルなどの管理は別にし、熱湯での死滅消毒を行ってください。
女性の薄毛
女性の薄毛の原因
女性の薄毛が増えている主な理由は、まず、女性が使用するヘアケア製品の種類が大幅に増えたことが挙げられます。
女性によっては、5、6種類のヘアケア製品を同時に使い分けている方もおられますが、このような方ほど薄毛になりやすい傾向にあります。
特に、シャンプーのしすぎが薄毛を誘発しているケースが多いです。
過剰な洗髪や念入りすぎる洗い方により、頭皮や髪の毛の成長に必要な成分まで取り去ることとなり、結果として、頭皮を弱らせたり抜け毛の進行を早めることになってしまいます。
また、カラーやパーマをする女性が増えていることも原因の一つです。普通のカラーリングのみならず、中高年の白髪染めなど、薄毛を誘発するヘアケア剤が多く存在しています。
他にも、美容のためのダイエットから来る栄養不足や、男性との格差の是正に伴う女性の社会進出がしばしば背景にあるストレスの急増、などがあります。次のページから詳しく見ていきましょう。
ヘアケアのやりすぎによる女性の薄毛
シャンプーやリンス、トリートメント、整髪料などに含まれる成分は、頭皮にとって刺激的なものが多く、簡単に髪や頭皮の組織を破壊してしまいます。
また、パーマやカラーリーング(毛染め)、ブリーチ(脱色)、縮毛矯正なども、抜け毛・薄毛を同じくらい強く進行させます。
多くの女性にとって、これらが日常において常態化されているため、毎日が髪と頭皮にとっては大きく痛手となっているのです。
知らず知らずのうちに、髪質が悪くなり、頭皮自体が年齢以上に老化してしまいます。
見栄えを気にかける女性にとって、髪はとても大切なものです。薄毛にならないために、毎日のヘアケア製品を見直し、少なくとも市販のCM系シャンプーを使うのをやめて、無添加のものやアミノ酸系のシャンプーに代えるか、頭皮専用の育毛シャンプーを使うようにしましょう。
また、敏感肌用の化粧品を使っている人で、頭皮には通常のシャンプーを使っていると、頭皮は余計にダメージを受けるということがありますので、注意してください。
敏感肌の人に加えて、アトピーやぜんそく、鼻炎、リウマチの家系の方は、皮膚と細胞が普通の人に比べて弱いため、必ず刺激の少ないシャンプーを使うか、湯シャンに切り替えてみてください。
ストレスからくる女性の薄毛
女性のストレス
ストレスは体に悪いさまざまな影響を及ぼしますが、髪においても同様です。
たとえば、イライラするたびに、血が頭にのぼるため、頭皮の毛細血管に古い血が溜まりやすくなり、これが酸素を運ぶ機能を低下させます。
また、血管が収縮され、血中の脂肪分の影響で血液の流れがスムーズにいかなくなり、頭皮の細胞に必要な栄養が行き渡りません。
こうして、薄毛は簡単に進行してしまいます。ストレスが強い場合、円形脱毛症になる場合もあり、改善が難しいケースも多いので、ストレスには十分に気をつけたいものです。
ダイエットからくる女性の薄毛
ダイエットでは、脂質やタンパク質といった、太る原因になる食物を禁止します。
しかし、髪に一番必要なタンパク質が不足すれば、ヘアサイクルは当然乱れ、休止期毛が増えて、薄毛につながります。
また、脂肪分の不足は、頭皮の乾燥の直接的な原因となり、これも薄毛を進行させます。
総じて、栄養不足になりがちなダイエットは、ホルモンバランスを崩し、髪の生成そのものに悪影響を与えてしまいます。
ダイエットによる薄毛が危険なのは、ダイエットをやめても薄毛を元に戻すのが困難な点です。
一度毛根が弱ってしまうと、正常毛に戻すのはそう簡単にはいかないものなのです。
そのため、どうしてもダイエットがかかせないという女性の方は、菜食中心の食事をし、育毛のための必須栄養素を絶対に欠かさないよう注意を払ってください。
男性用育毛剤と女性用育毛剤の違い
男性の頭皮と女性の頭皮は状態が異なっているため、使用する育毛剤にも違いが出てこなくてはなりません。
男性の脱毛の主な原因が男性ホルモンであるのに対して、女性の脱毛はそれ以外の原因によるものです。
したがって、男性用育毛剤は、通常、男性ホルモンを抑制する成分を中心に作られています。
一方で、女性用育毛剤は、男性ホルモン以外の脱毛の原因、たとえば老化による栄養不足や乾燥などに作用するよう作られています。
以上から、女性が男性用の育毛剤を使うとき、男性ホルモンへの効果の部分は関係なく、その他の栄養剤的作用、血流改善作用といった点でのみ影響を受けるだけとなります。
そのため、女性は女性専用の育毛剤を使うならばより効果的と言えます。
ちなみに、使用上の注意などに、男性用との明記がある育毛剤は、その旨を守ることが適切です。
【違いのまとめ】
- 男性用育毛剤=男性ホルモンを抑制するために、アルコール分を高めにして皮脂を清浄する効果を高めています。
- 女性用育毛剤=栄養不足を補い、頭皮の乾燥を防ぐために保湿成分を高めにして肌の潤いを重視します。